よくあるご質問

よくあるご質問

こちらのページでは、お客様から寄せられる「よくあるご質問」「聞こえに関するご質問」を掲載しております。

聞こえなくて病院に行ったのに、「どこも悪くない」「歳のせいだ」と言われました。補聴器をつけたほうがいいのでしょうか。

それは「(治療できることは)どこも悪くない」という意味でしょう。
年齢による難聴は治りませんので、補聴器が必要でしょう。

よくテレビや新聞などの通信販売で「集音器」というのを見かけますが、どのようなものですか。

補聴器は「医療機器として耳に悪影響が出ないよう性能を満たしている」と厚生労働省の認可を受けていますが、集音器は認可をうけていないので、聴力を測らずに使用するのは耳を悪くする場合もあります。
自分の聴力(オージオグラム)、お困りごとの内容などに合わせて、専門員のアドバイスとアフターケアを受けながら「補聴器」を使用することが大切です。

難聴の度合い(軽度、中度、高度、重度)の違いを教えてください。

軽度難聴はよほど騒がしい場所でなければ日常会話にほとんど支障ありません。
中度難聴になると、対面の会話には不自由しませんが、大勢の会話や騒がしい場所だと、声は聞こえても内容は聞き取れなかったりします。
高度難聴になると、対面の会話も難しくなり、耳の身体障害者の対象になります。
重度難聴になるとほとんど音が聞こえません。

アナログ補聴器、デジタル補聴器、人工知能補聴器の違いは何ですか。

大まかな調整のアナログ補聴器に比べ、デジタル補聴器はコンピュータで一人ひとりの聞こえに合わせ細かい調整ができるようになりました。
人工知能補聴器はさらに、「ことば」と「騒音」の聞き分けや、声のする方向の認識などができるようになり、補聴器自身がさまざまな環境に合わせ自動的に対応してくれる「頭脳」を持つようになったのです。

補聴器は慣れや練習が必要なのですか?

必要です。
毎日少しずつ体になじませながら使います。
始めは静かな場所で短い時間使用し、少しずつ時間を延ばし、慣れてきてから外出先で使うようにします。
練習せずにいきなり騒がしいところで長時間使うというのは、運転免許をとったその日に高速道路に乗って東京に行くようなものです。
ですから、きちんと手順を追って正しく使うことが大事です。
もちろん正しく使えば、必ず効果はでますから安心してください。

補聴器を使うと耳が悪くなるのが早くなると聞いたのですが、本当ですか。

いいえ、それは違います。
適切に合わせた補聴器を正しく使えばそんなことはありません。
もっとも、補聴器をつけていなくても自然に聴力が落ちることを止めることはできません。
しかし、補聴器をつけて音の刺激を与え続けた耳は「聴力が落ちても聞こえる耳」であるのに対して、つけていない耳は「補聴器をつけても聞こえない耳」になってしまう場合があります。
ですから、早期装用がとても重要です。

最新の補聴器は、雑音がしないのですか。

それは少し違います。
もちろん補聴器そのものがガーガー音を立てるようなことはありませんし、ピーピー音は補聴器と耳の形が合っていないだけです。
ですが、車の走る音やエアコンなどの音、物を置いたときの音など「社会音」は聞こえます。
もし聞こえなかったら危なくて外を歩けませんし、ガスやストーブが点いているのに気づかなかったら大変です。
最新の補聴器は、社会音のある中でも言葉が聞き取りやすい仕組みになっています。

難聴の治療で、耳の中に機械を埋め込む手術があると聞きましたが、本当ですか。

はい、本当です。
それは「人工内耳」という手術です。
内耳の蝸牛の中に神経代わりの電極を埋め込みます。
そして耳の後ろ側に皮膚越しに機械を固定し、電源のボックスを腰のベルトなどにぶら下げます。
以前は数百万円の費用がかかりましたが、現在は保険が適用されています。
ですが、あくまで補聴器がまったく役に立たないくらい高、重度の難聴者に限られ、聞こえも生の音と違い、機械で合成されたような音に聞こえるそうです。