お客様の声

聞こえの体験談

補聴器に不安を抱えている方へ、ぜひ補聴器経験者の生の声をお聞き下さい。

吾が補聴感

画家 滝内 信人さん (茨城県日立市)

もう年だからと尻込みする友達もいますが、私は人生を豊かにしたいという願いから、定年退色なし。

美意延年、生涯現役を旗印に、心に感じるままを筆先へ。

感性を失わず絵画活動に専念しております。

補聴器を使う前、会話が少々聞こえなくても相手の表情や唇の動きなどで察し、その場を凌ぐのが常でした。

補聴器は最初につけた時、ピーピー鳴る雑音がうるさく、また、すぐにはずれそうな感じが気になるため、つい面倒でつけませんでした。

ある日、娘が、家内と私との会話の受け応えを聞いて、心配し、近くの補聴器屋さんを紹介してくれました。

そこで、懇切丁寧に説明を受け、はじめて知ったのが、オーティコン社の補聴器でした。

それを本当に自分のものとして使いこなすには、慣れと練習が必要ですが、身についてくると、世の中には本当にいろいろな音があることにあらためて気づきました。

大切な声が聞こえ、音の方向感がつかみやすくなったのはもちろん、自分の声が自然に聞こえることは、何よりうれしいことです。

人生の楽しい本番はこれから!電池交換をし、心のおしゃれを大いに楽しんでいくつもりです。

画家である滝内さんは、あかまつ補聴器センター日立店のお客様です。補聴器を両耳につけ、画家として更なる活躍をする滝内さんの体験談がオーティコン補聴器のパンフレットに掲載され、紹介されました。

オーティコン補聴器のパンフレット全国版に掲載されました!

生きている

川上 美千雄さん (福島県いわき市)

私は今生きている。

二年数ヶ月前のあの日突然妻に先立たれ、その日を境にして私の心は暗く閉ざされた。

ほんの数時間前まであった、おだやかな生活の全てが死に絶え、あらゆる音が絶えてしまった家の中に一人取り残された。

あまりの静けさに耐え切れず、テレビに向かってみても、むなしさのみが強くてスイッチを切ってしまう。

耐え切れずに外に出る。

親切に声をかけて下さる近所の人達もいるが何度聞き返してもわからない。

わかった振りをして適当にうなずき当てずっぽうな返事を返してごまかす。

こんなことが続けば対話が苦になる。

いつの間にか人に会うことを避けている。

妻の生きていた頃はおおらかに生きていられたし、当然楽しく生きていた。

少し位聞こえなくても世の中静かでいいやなんて負け惜しみを言い、読書なんかも没頭できるし、見たいテレビがあるときは遠慮なくボリュームを上げれば楽しめる。

妻の頭が痛くなってしまうという小言には聞こえぬ振りで無視をきめこむ。

まったく可愛くない年寄りだった。

今はただ呆けたように家の中でぼんやりしている日を送っているが、そんな時、悲しんでばかりいると奥さんが成仏できず、「お迎え」に来られるよと人は言う。

迎えに来るなら幸せさ、そうでなく自分が早くあちら側に行きたいと考えているのさと言って叱られる。

そんな中で、悲しいほど声を聞きたいと思った。

妻との間で何度も出た補聴器の話がまざまざと思い出されたが、その都度自分の聞こえないことを宣伝するみたいに、あんな不恰好な物をつけていられるかとけなして笑った。

たまたまそんな時に、新聞にチラシが入って来て、いつも通り過ぎる店頭の看板の文字とダブり、行って見るふんぎりがついた。

若い女性店長の真摯な姿勢にも後押しされて早速その場で申し込みをした。

出来上がって来た補聴器は、私が抱いていたイメージとは違い小さく可愛く目立たない。

試聴後今までの世界が一変した驚きで、早速海鳴りを聞こうと車を走らせた。

途中車内で虫の音を聞いたように思い、道端に車を止めて降り立ち、そこで何年ぶりかで耳にしたエンマコーロギの声に聞き入った。

本当にこんな美しい小さな音色から遠ざかっていた年月を思い、今までのくらしが色あせて見え、感激にひたって立ち尽くした。

これは補聴器を買ったのではなく、新しい耳を買うことが出来たんだと実感した。

今朝も庭で餌をついばむ雀の小さなさえずりを聞きながら、幸せにつつまれて、今私は本当に生きているのだと実感している。

川上さんは、あかまつ補聴器センターいわき店のお客様です。「生きている」にはひとり音のない世界に取り残されてしまった川上さんが、補聴器で美しい音を取り戻す様が生き生きと描かれています。

第二回『オーティコン聞こえいきいき体験談』最優秀賞受賞作品